2016年の大河ドラマ「真田丸」は、真田幸村(信繁)の生き様を脚色を交えながら描いたドラマで、毎週楽しみに見させてもらいました。とくに、父親の昌幸、兄で真田家を継いだ信之は、信州ゆかりの人物だったので余計興味深かったです。
長野県内で幸村が活躍した足跡はほとんどありません。そんな中で、長久保宿(現長和町)の石合家に嫁いだ娘「すへ」の行く末を心配し、大阪の夏の陣直前に娘婿の石合十蔵に宛てた手紙が残されていたことを知りました。
その複写を見せてもらいましたが、十蔵に「すへを頼む」と記した文面には、娘に対する愛情はもちろん、徳川に対して命懸けの戦いを挑むという決意が込められていた気がします。幸村にとって生涯最後の手紙だったかもしれません。
上田駅前には、真田幸村の勇猛な武将姿の像があり、大河ドラマで観光スポットとして人気となりました。真田幸村については、書きたいことがたくさんありますし、昌幸や祖父の幸隆、さらには信之のことも是非書きたいと思っています。