遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年も当ブログは、noteとの共通記事として不定期掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。三谷幸喜さんの脚本ということで期待していましたが、第1話から三谷ワールド全開のドラマとなり、面白く見させていただきました。
ドラマの時代背景は、平清盛が全盛を誇ったころから源平争乱、源頼朝の鎌倉幕府開設、源氏3代の将軍、そして承久の変へと激動の時代。北条氏が執権として強大な権力を得ていくまでのストーリーです。
第1話は、いわば「顔見せ」のような感じで、主人公の北条義時、父の時政、姉の政子など北条ファミリーを中心に、いかにして源頼朝と北条家がかかわっていったのかをコメディチックに描いていました。
顔見せなので、平清盛、後白河法皇、木曽義仲、藤原秀衡、源義経といった主要登場人物がチラリと登場し、今後への期待をつないでくれます。といっても、いずれも「前半の前半」が活躍の中心になるわけですが…。
「新選組!」「真田丸」の時もそうでしたが、大河ドラマファンの中には「大河に三谷ワールドはなじまない」と考えている人が少なからずいます。確かに第1話はコメディホームドラマというような感じでした(笑)
三谷脚本は登場人物を丁寧に描いていくところに特徴があり、例えば主人公の義時も最初から達観した人物とはせず、「世間のことが何も分からない若者」というところから始めています。
もう一つの特徴は、史実から大きく外れない脚本にあります。ただ、この時代は一次、二次史料が乏しいため、ある程度フィクションに頼らざるを得ない部分も出てくるでしょう。そこは三谷さんの腕の見せどころです。
16日の第2話はもちろん、1年間楽しめそうな大河ドラマだと思っています。鎌倉などゆかりの地にも、何とか旅行したいのですが・・・おそらく今の状況では厳しそうですね(涙)