今回は継体天皇について書きます。当ブログ初めての古代編、かつ皇族のご紹介となります。継体天皇は約1500年前に即位され、その子の欽明天皇から続く皇統が、今上陛下にまで脈々とつながっています。
継体天皇の前の武烈天皇が亡くなった後、後継となるべき皇子がおらず、皇統断絶の危機に見舞われました。その時、血統はかなり薄かったのですが、越前(福井県)から迎えられたのが継体天皇だったとされています。
継体天皇は、武烈天皇の妹(あるいは姉)を皇妃とすることで「入り婿」となり、正当な後継者であることを知らしめました。古代の天皇なので謎の部分も多く、その実像については研究者や歴史愛好家が様々な持論を発表しています。
福井市の足羽山の頂上には、継体天皇の像がそびえ立っています。私が訪れた時、山頂には強風が吹いており、天皇の魂が像に乗り移っているかのような気配を感じ、何とも言えない雰囲気だったことが強く印象に残っています。