歴男マイケルオズの「思い入れ歴史・人物伝」

戦国や幕末・維新を中心に古代から現代史まで、主に「人物」に視点を置きながら、歴史好きのオヤジが思いつくままに書いています

歴史・人物伝~番外コラム:大河ドラマ「青天を衝け」いよいよ明治編へ

※note版との共通コラムです

オリパラのせいで飛び飛びの放送になっていた大河ドラマ「青天を衝け」は、いよいよ明治編へと入っていきます。渋沢栄一の名が全国区になるのは明治になってからで、ここからが渋沢の真骨頂ともいえる活躍が見られそうで、とても楽しみです。

江戸時代の渋沢は、自分のまわりで起きる様々な出来事に対し、順応していく柔軟な考え方を持っていました。幕府に批判的な立場だったのに最後は幕臣になったり、熱烈な攘夷主義だったのにパリ留学に随行したり。当時の日本人からすれば「変節漢」と言われても仕方ありません。

明治になっても「変節漢」ぶりを発揮し、幕臣だったのにもかかわらず、請われて明治政府に出仕します。渋沢の信念は「自分に合っている仕事であるならば、どんな立場であっても関係ない」という点にあるでしょう。その意味では「一本筋が通っている男」だったのかもしれません。

これまでの歴史ドラマは、武将や政治家、革命家を中心に描かれてきました。そこにあるのは「戦い」であり、結末には勝敗がつきものです。敗れた人物が逆転勝利を得たり、栄華を極めた人物が哀れな末路をたどったり、そんな劇的な展開を描いたドラマが多かったと思います。

渋沢も明治になってから、経済人として様々な「戦い」に明け暮れていきます。ただ、そこには「渋沢の一人勝ち」という概念はありません。仮に負けたとしても、西郷隆盛のように自決するようなこともなく、次の機会に向けた挽回のための手立てを考えていきます。

渋沢が後世に「日本経済の父」と呼ばれるような人物に、どうやって成長していくのか。彼を取り巻く大隈重信伊藤博文岩崎弥太郎らを個性的な役者さんが演じるので、今後のドラマの展開が楽しみです。ようやく、オリパラに邪魔されず毎週見ることができますし・・・(笑)

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