歴男マイケルオズの「思い入れ歴史・人物伝」

戦国や幕末・維新を中心に古代から現代史まで、主に「人物」に視点を置きながら、歴史好きのオヤジが思いつくままに書いています

「坂本龍馬①」幕末・維新~商人の血を最大限生かした幕末の風雲児(その1)

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高知市のアーケード街で撮影

幕末・維新の歴史上の人物で「坂本龍馬」の名前を知らない方は、ほとんどいないでしょう。小説、ドラマ、映画だけでなく、漫画の主人公にも取り上げられ、藩や武士階級にとらわれない自由奔放な活動が多くの人の共感を呼んでいます。

龍馬がなぜ、そうした活動ができたのか? 私は「彼の生い立ちにある」と考えています。龍馬は下級武士とされていますが、本家の才谷家は豪商つまり商人でした。武士でありながら、商人の良いところを吸収して育ったのです。

例えば薩長同盟も、両藩を経済面から結び付けようという発想が発端となっています。長州から武器、薩摩から米を相互に流通し、信頼関係を蓄積していきながら軍事同盟へと進めていったのです。その流通を担ったのが龍馬でした。

同じ時期、龍馬は全国各地を飛び歩いていたことが分かっています。どんどんと相手の懐に飛び込んで、情報収集したり、交渉したりというフットワークのよさは、現代のトップセールスマンにも通ずるものがあると思います。

その2につづきます!

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