歴男マイケルオズの「思い入れ歴史・人物伝」

戦国や幕末・維新を中心に古代から現代史まで、主に「人物」に視点を置きながら、歴史好きのオヤジが思いつくままに書いています

2020-05-17から1日間の記事一覧

「武市瑞山①」幕末・維新~高い志も道半ばで弾圧された逸材

武市瑞山と妻富の墓(高知市) 土佐(高知県)を代表する幕末・維新の英傑と言えば、誰もが坂本龍馬を思い浮かべるでしょう。その龍馬が一目置いていた人物が武市瑞山です。武市は勤王の志士として名高く、自ら土佐勤王党を率いて活動していました。 武市は…

「小松帯刀①」幕末・維新~英傑の陰に隠れがちな本当の功労者

小松帯刀の像(鹿児島市) 2008年の大河ドラマ「篤姫」は、天璋院篤姫の生涯を描いた作品でしたが、篤姫とともにクローズアップされたのが薩摩藩家老の小松帯刀でした。ドラマをきっかけに帯刀の知名度と評価が一気に高まったのです。 帯刀は、同じ鹿児…

「前田慶次②」戦国時代~前田家ではなく上杉家を選んだ男(その2)

米沢市の慶次清水 (その1)からの続きです 上杉景勝と腹心の直江兼次を描いた大河ドラマ「天地人」が2009年に放送されました。原作者の火坂雅志さんは新潟県出身で、上杉家には格別の思いがあったようです。謙信好きの私も、ドラマには大いに期待して…

「前田慶次①」戦国時代~前田家ではなく上杉家を選んだ男(その1)

前田慶次の供養塔(米沢市) 前田慶次は、漫画「花の慶次」によって戦国武将の中でも屈指の知名度を誇る人物になりました。もちろん実在した人物です。前田利家の兄・利久に嫁いだ母親の連子で、実の父親は滝川一益の一族出身だとされています。 前田家の当…